パブリックドメイン・アーカイブの音源を聴いてみた


 著作権切れのレコード、CD音源を MP3 形式で無料でダウンロードできるサイト、 を利用して、好きな音楽をいくつかダウンロードしてみた。
 ダウンロードしたファイルのアイコンを iTunes のプレイリストのウィンドウにドラッグすれば、曲目や演奏者のデータも表示されるので便利だと思う。

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 この曲を聴くと、どうしてもウルトラセブンを思い出してしまうのだけど、まさにそのウルトラセブン最終回 「第49話 史上最大の侵略(後編)」 の名場面に使用されていたヴァージョンなのである。
 同じものが YouTube でも試聴できるし、アマゾンで CD も購入可能なのだが、こういうのが無料で手に入るようになったのはうれしい。


「アンヌ、僕は、僕はね..人間じゃ無いんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」
「ううん……人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの。たとえウルトラセブンでも」

 なにしろ、アマギ隊員がピンチなんだから仕方ない。
 楽曲は冒頭からいきなりクライマックス。そのあと、一旦落ち着いてからじわじわと盛り上がる名曲である。MP3 ファイルは、第2楽章と第3楽章が一つのファイルにまとめられているけど、どうせ続けて聴くんだから問題なし。1948年のモノラル録音だから音質はそれなりのものだが、こういう演奏は決して古くさく感じない。

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 パブロ・カザルスのチェロ・ソナタはさらに古くて、1936年録音。思ったより音が良い。その代わり、演奏は普通かも。カザルスはバッハの「無伴奏チェロ組曲」のときのほうが神がかっている。(バッハもダウンロードできる。)

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 ブラームスのヴァイオリン協奏曲は6種類も公開されているのだが、今回は伝説の女性ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴーのライヴ音源をダウンロードすることにする。
 ああ、すごいなあ。これ、マイク1本で録音してるんだろうなあ。白熱のライヴである。興奮する。

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 グールドの1955年録音盤もあった。(CD を持っているのでダウンロードせず。)例のやたらとテンポの速いやつである。この演奏が良いのかどうかよくわからないのだが、眠くならない。でも、この曲は眠くなるのが正解だと思うので、ちょっと微妙である。

 YouTube でも同じものを試聴できる。上の動画の 2:03 から始まる「第1変奏」は、アニメ 『時をかける少女』 にも使用されていた曲。(アニメはシンセサイザーだったかも。)

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 音楽以外では 「歴史的演説」 というのがある。玉音放送をラジオで聞いて、内容を理解できたのだろうかと思う。