2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ワンコインで最もゴージャスに過ごすライフハック

500円で出来る最高の贅沢を考えるスレ:アルファルファモザイク 小さな花束を買ってプロポーズする。 なんて、はてブコメントに書いたんですが、実際500円で買える花束ってどんなもんだろうと思って、花屋で調べてきました。 ちゃんと「ワンコインブーケ」と…

ヘッセ 『車輪の下』

『車輪の下』 はヘルマン・ヘッセが1905年に発表した長編小説。ヘッセ自身が少年時代に経験した出来事が書かれ、彼の自伝的小説とされている。 村一番の秀才少年ハンス・ギーベンラートは神学校へ入学する。神学校というのは大学に進む前の専門学校のような…

田山花袋 『重右衛門の最後』

田山花袋 (1871〜1930) は自然主義文学を代表する作家である。 だが、島崎藤村と同年代であり、ほぼ同時期に活躍していたにもかかわらず、いまどき花袋の小説など、ほとんど読まれていないのではないか。それもそのはず、代表作といわれる 『蒲団』 (1907…

無人島に持っていく3冊

無人島はリゾートではない。我々が無人島にたどり着くのは、船が難破したようなときだけであり、当然そこでは水や食料を探し出し、大自然の猛威と戦うサバイバルな状況を想定することが必要である。なぜかヒモと布きれとナイフは持っているので、釣竿を作っ…

夏目漱石 『明暗』

『明暗』 は大正5(1916)年に朝日新聞に連載され、作者病没のため未完となった漱石最後の長編小説である。 漱石の作品中最も長く、構成上題材と役者がほぼ出揃っており、完結が近かったと思われるため、多くの評者によって 《結末予想》 が行われている。な…