2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェネシス/もうひとつのジェネシス

1992年のツアーにて録音されたジェネシス4度目のライヴ・アルバム。『もうひとつのジェネシス〜ライヴ』(1992年発表。"The Way We Walk, Volume One: The Shorts")および『もうひとつのジェネシス〜ライヴ(後編)』(1993年発表。"The Way We Walk, Volum…

ジェネシス/ウィ・キャント・ダンス

1991年発表。"We Can't Dance"。 前作から5年ぶりのスタジオ録音盤。この5年間に何があったかというと、コンパクト・ディスクの普及*1である。A面・B面という区切りがなくなり、長い曲を遠慮なく収録できるようになった。収録時間も大幅に増えた。*2そして、…

白露

秋灯や猫の枕とされてをり 白露から生まれた女だと思ふ ゆつたりと白露の朝に湯を沸かす 新涼とポンデリングを買う男

ジェネシス/インヴィジブル・タッチ

1986年発表。"Invisible Touch"。 前年に発表された『フィル・コリンズIII』の収録曲が次々とシングル・カットされていた頃、間を空けずにジェネシス3年ぶりのアルバムが登場。空前のヒットとなった。ジェネシスにとって最も売れたアルバムであり、80年代ポ…

フィル・コリンズ/フィル・コリンズIII

1985年発表。フィル・コリンズのソロ第3作。"No Jacket Required"。 ジェネシスのドラム&ヴォーカルを長年つとめたフィル・コリンズにとって、1980年代は最も忙しい10年だった。バンド活動以外に、ソロ・アルバムを次々と発表、自身のバンドによるツアー、…

鳳仙花

あなたにはあなたの理屈鳳仙花

秋灯

秋灯や怪奇映画の終演後 軽トラの父の帰りや秋灯し 艦隊を揃へてみても曼珠沙華

秋扇

秋風や旅先からの母の写真 往年のアイドル笑ふ秋扇 扇置くその手に嘘と書かれけり

ジェネシス/ジェネシス

1983年発表。バンド名をそのままタイトルにしたアルバム、"Genesis"。 前作 "Abacab" にエンジニアとして参加していたヒュー・パジャムが、共同プロデューサーとして参加。パジャムはこの時期、ポリス、デヴィッド・ボウイ等のプロデュースを手掛ける売れっ…

白桃

白桃のせいで電話に出ないのよ 白桃に釣られて帰る実家かな 白桃を家庭教師と分けにけり 白桃にフォーク突き刺すときの音 白桃を包む新聞紙に事件 白桃の匂ひ残れる掌(たなごころ) 桃の箱ばかり見つめて話しをり 白桃の里を見下ろす磐梯山 白桃を売るおじ…

ジェネシス/スリー・サイズ・ライヴ

1982年発表、2枚組ライヴ・アルバム。"Three Sides Live"。 LP 盤発売当時は2枚組レコードのうち、side A から side C までがライヴ録音で、side D がスタジオ録音という変則的な構成であった。(これがアルバム・タイトルの由来である。)しかし、イギリス…

ジェネシス/アバカブ

1981年発表。"Abacab"。 「ポップでやたらと軽い」感のあった『アバカブ』だが、2007年リマスター盤を聴いて、かなり違った印象を抱くようになった。曲は軽いが、十分ヘヴィーでタイトなリズムで聴かせるアルバムなのである。 上の動画は、タイトル曲 "Abaca…

フィクショネス句会

9月1日(日)、下北沢の書店フィクショネスで毎月行われる句会に参加。 http://www.ficciones.jp/ 以下4句を投句しました。 いつの間にか喧嘩も飽きて水蜜桃 続柄は兄と書きをり秋の暮 知らぬ子も混ざつて食べる西瓜かな 九月来て言葉の違ふ転校生

ジェネシス/デューク

1980年発表。"Duke"。 ジャケットを描いたのは Lionel Koechlin というフランスの絵本作家。この絵に登場するアルベールというキャラクターを主人公としたストーリーが中心になっているコンセプト・アルバムである。*1 ポップでわかりやすい楽曲、アルバム全…