John Coltrane / The Paris Concert

パリ・コンサート

パリ・コンサート

  • 1962年11月17日、パリでのライヴ録音。
  • John Coltrane (ts, ss), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds)
  • 1961年以降のジョン・コルトレーンは、ヨーロッパ・ツアーのライヴ録音が何十枚も発表されていて、ほとんどはブートレッグだけれども、かなり優れた演奏が残されている。特に1962年は、スタジオ録音盤が "Ballads" みたいな静かなものが多いのに比べて、ライヴでは非常に激しい演奏が多いので、ぜひ聴いておきたい CD が多い。
  • 本アルバムはブートレッグと思われているようだが、実はヨーロッパ・ツアーを主催したノーマン・グランツが所有するパブロというレコード会社が1977年に 《パブロ・ライヴ》 というシリーズの中の1枚として発売した正規のレコードである。(日本盤も出ていた。)
  • 音質は ABC でいうと B クラスだが、演奏の激しさは十分に伝わってくる。ただモノラル録音なのに、ステレオ・ミキシングされているので、音が左右にブレるのが難点。
  • (1) "Mr. P.C." は26分30秒におよぶ長尺演奏。P.C. は初録音時に共演していたベーシスト、ポール・チェンバースのイニシャルだが、ここではもちろんジミー・ギャリソンがベースを弾いている。