Thelonious Monk / Criss-Cross

クリス・クロス+3

クリス・クロス+3

  • (1), (5), (10) …… 1962年11月6日録音。
  • (2), (3), (11) …… 1963年2月26日録音。
  • (4), (6), (12) …… 1963年2月27日録音。
  • (7) …… 1963年2月28日録音。
  • (8), (9) …… 1963年3月29日録音。
  • Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (ts), John Ore (b), Frankie Dunlop (ds)

 コロンビア移籍第2作。63年のセロニアス・モンク・カルテットはスタジオ録音2枚、ライヴ3枚と大量に録音を行っていて、翌年までにひと通りリリースしているから、たいしたものである。ただし、レコーディングに関しては集中して行っているものの、次第にこの頃から新曲が少なくなって行く。
 オリジナル LP は全8曲入り。2003年リマスター盤 CD は「+3」と書かれているが、4曲追加されている(追加された時期の違いだと思う)。8曲のうち、モンク作曲のオリジナルは5曲だが、すべて以前に録音したことのあるレパートリーばかりで、新曲はスタンダード・ナンバーの (6) だけだ。
 (1), (5), (10) は前作 "Monk's Dream" セッションのときに吹き込まれたもの。(2), (11) はピアノ・トリオによる演奏。(6) はピアノ・ソロとなっている。
 完全に前作の延長線上に位置づけられるアルバムなのだが、軽快な印象を残す作品だと思う。