ABWH/閃光


  • 1989年、"Anderson, Bruford, Wakeman, Howe"(以下ABWH)名義で発表された同タイトルのアルバム。(日本では『閃光』というタイトルで発売された。)
  • メンバーは、ジョン・アンダーソン(vo)、スティーヴ・ハウ(g)、リック・ウェイクマン(key)、ビル・ブラッフォード(ds)。ゲスト・ミュージシャンとして、トニー・レヴィン(b)ほか。
  • 『ビッグ・ジェネレイター』ツアーの後、ジョン・アンダーソンが脱退。 かつてのメンバーを集めて本作を発表したため、イエスはこれより南北朝時代へ突入する。
  • このアルバム、アマゾンのレビューではやたらと高い評価がついているのだが、そんなに良いだろうか?
  • プログレにしては明るすぎるし、打ち込み中心でバンドとしてのノリが感じられないし、シンセやドラムなどデジタル楽器がやたらとキラキラしているし、聴いていてストレスがたまってしまうのである。
  • 楽曲はそんなに悪くないと思うのだが、サウンド的に重厚感に欠ける。これはクリス・スクワイアがいないから、というよりも、トニー・レヴィンのベースの音量が小さすぎるミキシングのせいだろう。イエス名義で発表されたABWHと同メンバーによる次作『結晶』ではこの点改善されている。
  • 上の動画は、「クァルテット」("The Quartet" 4部作という意味だろう。)トニー・レヴィンのアコースティック・ベース&フレットレス・ベースの音がよく響いている曲である。


閃光

閃光