Thelonious Monk / Jackie-ing - Live In Amsterdam May 1961

Live in Amsterdam May 1961

Live in Amsterdam May 1961

  • (1)〜(7) …… 1961年5月20日録音。
  • (8)〜(13) …… 1961年4月15日録音。
  • Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (ts), John Ore (b), Frankie Dunlop (ds)

 コンセルトヘボウ(アムステルダム)で行われたジャズのライヴ音源を CD 化した「ジャズ・アット・ザ・コンセルトヘボウ(JATC)」シリーズの1枚。55 Records というレーベルから2014年10月に発売されたばかりの 《新譜》 である。
 全13曲入り。(1)〜(7) は1961年5月20日、コンセルトヘボウで行われたライヴ録音。セロニアス・モンク・カルテットは同年4月15日にも同じ場所でコンサートを行ったから、おそらくヨーロッパ・ツアーの最初と最後にあたるのだろう。モノラルだが、音質は悪くない。ただし、会場の残響音が大きすぎて、音がスカスカである。演奏は、ツアー前半にくらべるとやや疲れているようなところがあり、安定感はあるものの、ミラノやパリのライヴのような鬼気迫る雰囲気ではない。
 (8)〜(13) はバッセム(オランダ)のスタジオで収録されたテレビ放映用のテープからの音源。音質は B クラスで、人工的なリヴァーブ加工された音だが、不快ではなく、むしろ5月のライヴ音源よりも、こちらのほうが演奏を含めて充実している気がする。なお、4月15日の深夜には、コンセルトヘボウでの最初のコンサートが行われており、音源がブートレッグ化されている。