Thelonious Monk With John Coltrane
Thelonious Monk With John Coltrane
- アーティスト: Thelonious Monk,John Coltrane
- 出版社/メーカー: Ojc
- 発売日: 1987/01/01
- メディア: CD
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- (1), (2), (4) …… Thelonious Monk (p), John Coltrane (ts), Wilbur Ware (b), Shadow Wilson (ds) (1957年7月録音)
- (3), (5) …… Ray Copeland (tp), Gigi Gryce (as), John Coltrane, Coleman Hawkins (ts), Thelonious Monk (p), Wilbur Ware (b), Art Blakey (ds) (1957年6月26日録音。)
- (6) …… Thelonious Monk (p) (1957年4月16日録音。)
1961年発表。
以前にも書いたが、本作の (1), (2), (4) の3曲、すなわちジョン・コルトレーンを含むカルテット演奏は実に素晴らしいものである。コルトレーンは57年の春から秋ごろにかけてモンクと共演し、ニューヨークのジャズ・クラブ、ファイヴ・スポットに出演したといわれているが、この3曲のセッションはその成果がよく伝わってくる出来となっている。モンクは翌年以降、テナー・サックスを加えたカルテットによる演奏活動を長く続けたが、その原型(であると同時に最良の演奏)をここに聴くことができると思う。
(3) は "Monk's Music" セッションのアウトテイク(コルトレーンのソロはなし)。同アルバムのボーナス・トラックとして収録されている演奏と同一のテイクだが、こちらはステレオ録音である。
(5) も同じく "Monk's Music" セッションのアウトテイク。3分強のショート・ヴァージョンで、ソロはコルトレーンとレイ・コープランドのみ。最後のテーマ部分は "Monk's Music" 収録の同曲(10分超)の末尾を編集・再利用している。この曲もステレオ音声だが、(3) とはかなり音が違って聞こえるので、疑似ステレオかもしれない。
(6) はピアノ・ソロ曲。アルバム "Thelonious Himself" 収録の同曲の別テイクである。9分以上もあるスロー・ブルースで、なぜこの曲をここへ挿入したのかさっぱりわからない。単調で退屈な演奏だ。