Miles Davis / Live-Evil

Live-Evil

Live-Evil

 1970年12月19日、ワシントン D.C. のクラブ The Cellar Door におけるライヴ録音4曲に、1970年2月と6月のスタジオ録音4曲を間に加えた2枚組アルバム。
 スタジオ録音の4曲はいずれも2〜5分と短く、演奏内容も実験あるいは習作レベルで、しかも似たような曲が多い。
 一方、ライヴ録音の4曲は15〜26分の長さで、ノリノリの16ビート演奏を収録している。12月16〜19日のライヴ音源をすべて収録した6枚組アルバム "The Cellar Door Sessions" が過去に発表されているが、ゲスト・ミュージシャンとして呼び戻されたジョン・マクラフリンが参加したのは、19日のステージだけだったらしい。
 全体にロック、ファンク色が強く、1970年後半という短い時期を代表する演奏である。