Miles Davis Quintet / Live in Europe 1967: The Bootleg Series Vol.1
Miles Davis Live in Europe 1967 (The Bootleg Series Vol. 1)
- アーティスト: Miles Davis
- 出版社/メーカー: Sony Legacy
- 発売日: 2011/09/20
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- CD 1 …… 1967年10月28日録音(アントワープ)。CD 2 (1)〜(5) …… 1967年11月2日録音(コペンハーゲン)。CD 2 (6)〜(7) & CD 3 …… 1967年11月6日録音(パリ)。
- DVD (1)〜(5) …… 1967年11月7日撮影(カールスルーエ)。(6)〜(10) …… 1967年10月31日撮影(ストックホルム)。
- Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)
1967年10〜11月に行われた 'Newport Jazz Festival In Europe' ツアーに、マイルス・デイヴィス・クインテットが同行した際の演奏を収録した CD 3枚、DVD 1枚のセット盤。従来ブートレッグとして出回っていたものをソニーが買収し、2011年に「公式ブートレッグ」として発売したアルバムである。
モノラル録音だが音質は A ランク。元々放送用に録音(撮影)された音源を使用し、十分鑑賞に堪えるレベルである。(アントワープの分のブートレッグを持っているが音質は最悪だった。)
CD 3枚、全24曲、3時間18分という内容だが、3日間のプログラムにしては短いので、コンサート全曲収録というわけではなく、放送に使用する分だけが収録されたと思われる。
曲目については、3日間とも共通(重複)するものが5曲含まれているが、そのうちアタマの4曲はメドレー形式でつながって演奏されている。(この頃からマイルスのライヴはメドレーが多くなる。)
さて、演奏内容だが、メンバー全員ノリが良く、非常に中身の濃い演奏といえる。途中で急にリズムやテンポが変わったり、自在に展開していくのだが、決して崩れることがない。この点、1965年のプラグド・ニッケル・ライヴとは大きな違いだと思う。マイルスは絶好調、ショーターもハンコックも凄いソロを繰り広げている。
DVD のほうは前半がドイツ、後半がスウェーデンでのライヴ映像(白黒)で、各5曲収録。両方ともテレビ番組用に編集された作品のようだ。なお、ドイツのほうはこのメンバーによる最後のライヴとなったものである。
Vol. 1-Miles Davis Quintet-Live in Europe 1967-the
- アーティスト: Miles Davis
- 出版社/メーカー: Sony Legacy
- 発売日: 2011/09/20
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
こちらは3日間のライヴから10曲選んだダイジェスト版の1枚もの。(カヴァーの文字が赤いのが目印。)
最後に "The Theme" という曲(エンディング・テーマ)が2曲続けて収録されているが、一方は1分少々、他方は8分台で当然内容も全く異なる。にしても、曲順はなんとかならなかったのだろうか。