Herbie Hancock / Blow-Up (soundtrack)
Blow-Up: Original Motion Picture Soundtrack
- アーティスト: Herbie Hancock
- 出版社/メーカー: Rhino
- 発売日: 2002/05/27
- メディア: CD
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- 1966年録音。
- Herbie Hancock (p, melodica), Freddie Hubbard (tp), Joe Newman (tp), Phil Woods (as), Joe Henderson (ts), Paul Griffin (organ) Jim Hall (g), Ron Carter (b), Jack DeJohnette (ds), etc.
- ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画『欲望』のサウンドトラック盤。ハービー・ハンコック作曲のリズム&ブルースとジャズの楽曲、および後述のロック・バンド楽曲が収録されている。
- 全17曲入り。大半は2分程度の短い曲である。(4) と (5) はフォーク・ロック・グループ、ラヴィン・スプーンフルの演奏。(14) はヤードバーズの演奏。(16) と (17) はトゥモロウの演奏。その他がハービー組ということになるが、明らかに違うバンドの演奏だろうと思われるトラックも混ざっていたりして詳細不明。
- ハービー組は大半の曲がラフなジャム・セッションで、演奏も音質も決して良いとはいえない。ただ、ジム・ホールのギターをフィーチャーしたバラード、(8) と (10) は美しい曲だと思う。
- (14) "Stroll On" はヒット曲 "Train Kept A Rollin'" の替え歌。ジェフ・ベックとジミー・ペイジのツイン・ギターによる演奏である。この映画、未見なのだが、ヤードバーズが演奏シーンに出演していて、ジェフ・ベックがギターを破壊する「演技」を披露しているとのこと。
- トゥモロウは、ヤードバーズと同様、イギリスの R&B グループ。若き日のスティーヴ・ハウがギタリストとして参加している。
- アントニオーニ監督は映画音楽にロックを取り入れるのが好きで、『砂丘』(1970年)ではピンク・フロイド、グレイトフル・デッド等の楽曲が使用されている。(映画のために録音しなおした曲もあるらしい。)