Wayne Shorter / High Life

ハイ・ライフ

ハイ・ライフ

  • 1994〜1995年録音。
  • Wayne Shorter (ss, as, ts, bs), Rachel Z (p, synth), David Gilmore (el-g), Marcus Miller (el-b, b-cl), Will Calhoun (ds), Lenny Castro (perc), Airto Moreira (perc)
  • (8) …… Terri Lyne Carrington (ds), Munyungo Jackson (perc) and Kevin Ricard (perc) are added
  • 前作 "Joy Ryder" より8年ぶりのリーダー作。Verve レーベル移籍第1弾である。
  • 7人編成のバンド演奏とショーターの多重録音によるサックス、さらに30人編成のオーケストラが加わった作品。
  • 全9曲入り。(8) のみドラムとパーカッション奏者が異なる。おそらく別のセッションの録音を付け加えたのだろう。また、(9) はオーケストラのみの演奏となっている。
  • キーボード奏者のレイチェル Z がショーターのアシスタントとなって、複雑な楽曲のオーケストラ編曲を手掛けており、本アルバムの中核的存在となっている。(オーケストラのカラフルな音は良いのだが、ピアノとシンセのコード弾きは単調でつまらない。キーボードは大半打ち込みなのではないだろうか。)
  • 一方、リズム隊の中心は、本作のプロデュースも手掛けているマーカス・ミラー。彼のベースはすごくかっこいいのだけど、バスクラは相変わらずひどいものである。(誰か、マーカスにバスクラを止めるように言ってもらえないだろうか。)
  • (1) "Children of the Night" はジャズ・メッセンジャーズ時代のレパートリーの再演。*1 原曲とは全くちがったアレンジでぶっ飛ぶ。そして、改めて名曲だと気づかされる。

*1: "Children of the Night" の初出は Art Blakey & Jazz Messengers / Mosaic (1961) asin:B000E1IGAQ