Weather Report / Tale Spinnin'

Tale Spinnin'

Tale Spinnin'

  • (1)〜(5) …… 1975年2月録音。(6) …… 1975年4月4日録音。
  • Josef Zawinul (key, perc, vo), Wayne Shorter (ss, ts), Alphonso Johnson (el-b), Leon "Ndugu" Chancler (ds, perc), Alyrio Lima (perc)
  • 全6曲入り。(2) と (5) はウェイン・ショーター作曲。ほかはジョー・ザヴィヌル作曲。本アルバムのあたりから、音質が非常に良くなっている。
  • またしてもドラマーとパーカッション奏者が入れ替わっているが、ゲスト・ミュージシャンが参加せずメンバー5人だけで録音を行っている。
  • (1) は冒頭のコードがマイルス・デイヴィスの "Milestones" そっくりの曲。全体の曲想は前作の "Nubian Sundance" に似ている。
  • (2) はアルフォンソ・ジョンソンのベースが活躍する曲。ショーターの創り出すメロディは非常に印象的。第2期ウェザー・リポートの名曲の一つである。
  • (3) はレオン・チャンクラーのドラムが活躍する曲。彼は当時サンタナのメンバーだったが、本アルバム録音のため臨時参加となった。アルフォンソもレオンも当時20代前半であり、サウンドも全体的に若返った感じがする。
  • (4) は "Boogie Woogie Waltz" に似た感じの3拍子の曲。ライヴでは2曲続けて演奏されていたようだ。
  • (5) はショーターには珍しく16ビートの曲。ザヴィヌルがペンタトニック・スケールで演奏するシンセサイザー・ソロはこの頃から彼のトレードマークになっていく。後半のショーターのソプラノ・ソロがかっこいい。
  • (6) はザヴィヌルとショーターのデュオ。ほとんどキーボードを聴かせるための曲構成になっていて、ショーターのテナーは目立たない。