John Coltrane / Live In Japan

ライブ・イン・ジャパン

ライブ・イン・ジャパン

  • 1966年7月11日(東京・サンケイホール)、1966年7月22日(東京厚生年金会館)録音。
  • John Coltrane (ts, as, ss, perc), Pharoah Sanders (ts, as, b-cl, perc), Alice Coltrane (p), Jimmy Garrison (b), Rashied Ali (ds)
  • ビートルズとほぼ同時期に来日したジョン・コルトレーンのコンサート2回分の演奏をまるごとレコード化した『セカンド・ナイト・イン・トーキョー』と『コルトレーン・イン・ジャパン』(それぞれ3枚組 LP。CD は各2枚組。)をカップリングした4枚組 CD。(元の LP に入っていたインタビューを収録した5枚組もある。)
  • モノラル録音だが音質は非常に良い。ラジオ放送用に録音された音源が使用されているとのことで、レコード化を前提としたものではなく、したがって演奏時間が非常に長いのが特徴である。(長い曲は50分を超える。)
  • 総演奏時間4時間強。正直、一度に全部聴いたことはない。
  • やたらと冗長な部分が多い。無伴奏のベース・ソロが2回(13分と15分)。ドラム・ソロの最中に、客席から「いいかげんにせい!」とヤジが飛ぶなど。
  • それでも、1966年体制のこのグループは結束力が高く、演奏は素晴らしいのである。
  • コルトレーンのサックスは絶好調。ファラオ・サンダースのノイズ成分は控えめ。アリスとラシッド・アリの発するパルスのような細かな音も、演奏に大いに貢献している。
  • ふだんは滅多に聴かないけれど、たまに無性にこういう“音”が聴きたくなるのだ。