John Coltrane / First Meditations (for Quartet)

First Meditations

First Meditations

  • (1)〜(5) …… 1965年9月2日録音。(6) …… 1965年9月22日録音。
  • John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds)
  • 1965年11月に6人編成で録音された "Meditations" のカルテット・バージョン。(3) と (6) を除く4曲が11月のセッションで再演されているが、6人編成のほうは1966年にアルバムとして発売され、4人編成の本作はコルトレーンの死後、1977年に LP が発売された。
  • (6) "Joy" は (3) の別テイク。アップテンポの曲だが、(6) のほうがベースとドラムがノリノリである。なお、9月22日のセッションは 《黄金のカルテット》 最後の録音となった。9月30日のライヴにはファラオ・サンダースとドナルド・ギャレットが加わっているのだ。また、(6) はコルトレーンの死後、妻のアリス・コルトレーンによって奇怪なストリングスをオーヴァーダビングされたヴァージョンが、アルバム "Infinity" に収録されている。
  • さて、2種類の "Joy" 以外の4曲については、4人編成のほうがすっきりとまとまっているようではあるのだが、一方いまひとつ掴みどころのない演奏になっている。本作も6人編成の "Meditations" 同様、5曲がつながって演奏されている(曲順は異なる)のだが、「つなぎ」はドラムの音のみであり、決して効果的なやり方とは思えない。
  • もっとも1曲ずつ聴く場合は本アルバムのほうが聴きやすい面もあり、一長一短だろうと思う。(曲は前作 "Sun Ship" のほうが良い。)