John Coltrane / Kulu Sé Mama

クル・セ・ママ

クル・セ・ママ

  • (1), (4) …… John Coltrane (ts), Pharoah Sanders (ts), Donald Garrett (b-cl, b), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds), Frank Butler (ds), Juno Lewis (vo, perc) (1965年10月14日録音。)
  • (3) …… John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds) (1965年6月10日録音。)
  • (2) …… John Coltrane (ts), Elvin Jones (ds) (1965年6月16日録音。)
  • (5), (6) …… John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds) (1965年6月16日録音。)
  • このアルバムもヴァージョンによって収録曲が異なる。(1)〜(3) がオリジナル LP (1967年1月発売)に収録されていたもの。コルトレーンが存命中に発表された最後のアルバムとなった。
  • (1) はジュノ・ルイスのヴォーカルをフィーチャーした民族音楽風の曲。コルトレーンのソロはサンダースの出すノイズにかき消されていて、というよりヴォーカルの印象ばかりが強くて、メンバーのソロは全く印象に残らない。楽曲自体は決して前衛的なものではなく、"OM" などよりずっと聴きやすいのだけれど、このような特殊な編成の新曲をスタジオで録音する(当然ライヴでの再現を想定していない)ことの意図がさっぱりわからないのである。
  • (4) は (1) と同日のセッションでの録音。1963年のニューポート・ジャズ・フェスティバルのライヴ録音と合わせて、『セルフレスネス』 のタイトルで1969年に発売されたが、現在廃盤になっている。
  • 他の曲はコルトレーン・カルテットの演奏。(2), (3) はアルバム "Transision" と重複。(5) は "Living Space" と重複。(6) は (5) の別テイク。(どう考えてもカルテットのほうが良い。)