ドイツ・グラモフォン/マーラー全集

Gustav Mahler: Complete Edition

Gustav Mahler: Complete Edition

 2011年のマーラー没後100年を記念して発売された CD 18枚組ボックス・セット "Gustav Mahler: Complete Edition" を購入。
 クーベリックからカラヤンまで、全て違う指揮者による11の交響曲と歌曲、それからマーラー16歳のときの室内楽曲(!)などを収録して、4千円台というお買い得盤。グラモフォン・レーベルだけでなく、傘下のデッカやフィリップスの音源まで入っているのが特徴である。
 こういう寄せ集め CD は当たり外れ(というか好き嫌い)が相当あるだろうと思うのだけど、この値段なら当たりが3枚あれば元がとれることになる。マーラーは20年くらい前、ちょうど CD が普及した頃にちょっとしたブームになったことがあって(演奏時間が長いから CD はうってつけのメディアなのだ)、当時一通りの交響曲の CD を演奏者ばらばらに集めたことがあるのだが、今回のボックスは手持ちの音源とダブっていないのがうれしい。同じ指揮者の別の交響曲なら持ってるのもあるんだけどね。
 というわけで、少しずつ聴きながら、感想を書いていきたいと思う。