ワン・モア・ターイム! カウント・ベイシー
YouTube で楽しいアニメーションを見つけたのでご紹介。
"Birdland The History of Jazz April in Paris Count Basie" という長い題名だが、Birdland は昔ニューヨークにあったジャズ・クラブの名称とアニメに登場する鳥をかけたもの。"April in Paris" は使用楽曲のタイトル。Count Basie は演奏しているビッグバンドのリーダーの名前である。
水彩画風の動画が美しくおしゃれだ。フランス製かと思ったら、Dansk Tegnefilm というデンマークの制作会社の作品らしい。
と、能書きはほどほどに、映像を観てみることにしよう。
(以下は楽曲解説なので、読まなくていいです。)
カウント・ベイシー楽団は1935年に結成され、ベイシーの死後も今日に至るまで活動を続けているベテラン・ビッグ・バンド。初期の頃はシンプルなスイング・ジャズを演奏していたが、50年代後半に優れたアレンジャーを複数起用し、第二の黄金時代を築いた。上のアニメーションに使用されている "April in Paris" は1955年に発表された同名のアルバムに収録された人気曲である。
0:51 演奏開始。最初からいきなりゴージャスで分厚いサウンドである。
2:06 鳥がラッパを吹いているシーン。トランペット・ソロはサド・ジョーンズ。先日亡くなったピアニスト、ハンク・ジョーンズの弟ですね。
3:25 "One More Time!" 一度曲が終わったと思ったら、ベイシーの掛け声でもう一度エンディングを繰り返し。ベイシー楽団がこの曲を演奏するときのお約束です。(猫が屋根から落ちる場面が巻き戻しになっているのに注目!)
4:01 "Let's Try One More Once!" 三回目のエンディング。オリジナルのレコードにはここまで収録されている。(屋根から落ちる猫が逆向きになっている!)
4:38 "One More Time!" とお婆ちゃんが言うのだけど、ここからはアニメーション製作者による編集で、エンディング・クレジットが出てきます。
- アーティスト: COUNT BASIE
- 出版社/メーカー: ESSENTIAL JAZZ ALBUMS
- 発売日: 2009/07/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
こちらの動画(映像は関係ありません)に使用されているのは、"Dinner With Friends" という曲で、同アルバムの最後に入っている。クインシー・ジョーンズがトランペットで参加したのはこの曲だ(今度は本当)。最近、テレビのお笑い番組に使われていたような気がするんだけど、何でしたっけ?