『われから』の夢

樋口一葉 『われから』 - 蟹亭奇譚
 先日、読み終わったときは、「『嵐が丘』に似てるなあ」と漠然と感じた程度だったのだけれど、あとからじわじわ効いてきて、とうとう昨夜の夢に出てきた。
 夢の中で、僕はある登場人物になっていたのである。ひどくうなされたらしく、びっしょりと汗をかいて目覚めた。
 あらためて、すごい小説だと思った。