2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧
語り部の数も少なし原爆忌
キャンプ場隣りが味噌を借りに来る キャンプ場ここが僕らの秘密基地
短夜や踏切の音長々と 歓声のテレビの裏に横たはる 夏休みいつしか知らぬ子の混じる ロキソニン六十ミリや蝉時雨 炎昼や眼鏡ばかりが溶け残る 水溜りに棲む人影や夕立止む 日本語の通じぬ店で夏定食 ベランダのシャツの吸ひたる夕立かな 轢死体拾ひ集めて蝉…
睡蓮や人の近くに咲きぬべし 尾瀬沼に漣立つや未草 人の皆死に絶えし後未草
堀本裕樹公式ブログ |◆HaikuBar第三回開催決定! 8月2日(木)、第3回Haiku Barに参加。 以下の2句を投句しました。 (1) 手花火や紅き鼻緒を照らしつつ (2) ごめん今聞いてなかつた揚花火 (1) は堀本裕樹選、大高翔選。ほか7人の方より選いただきました。ま…
HAYASHI Yoshio on Twitter: "【今日の季語949】炎(も)ゆ:類題「灼く」と同じく動詞一語を用いた季語。真夏の燃えるような熱気を炎(ほのお)の字により象徴的に表したもので近代に加わった新しい季語。◆胎生も卵生も陽の炎ゆる中(保坂敏子) #jhaiku #kigo" …
殺伐と笑つてをるや夏の月 夏の月だから俳句は止められぬ タクシーの窓の暗さや夏の月 月涼しちよつとおませなお嬢さん 夏の月に帰れよ顔も見たくない 月涼し細けえこたぁ気にすんな 聖堂にオルガン響き月涼し 十字架に垂れ下がるなり夏の月
猫たちは車の下で夕涼み 天気図の線より北の納涼かな 夜涼みの場所を求めて三十分