2008-07-22から1日間の記事一覧

夏目漱石 『硝子戸の中』

『硝子戸の中(うち)』 は、大正4(1915)年1〜2月に朝日新聞に掲載された夏目漱石の随筆集である。新聞には毎日連載され、(1回の分量は文庫本で約2ページ)全39回のまとまった随筆となったものである。 本書を読んで思い起こすのは“晩年”という語である。…