2008-02-10から1日間の記事一覧

夏目漱石 『草枕』

山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。 『草枕』のあまりにも有名な冒頭の一節である。有名ではあるのだが、わかりにくい。難解というほどではないが、わかったような…