2006-10-17から1日間の記事一覧

安部公房 『他人の顔』

十代の頃に読んだ安部公房作 『他人の顔』 を再読。液体空気の爆発で受けた顔一面の蛭のようなケロイド瘢痕によって自分の顔を喪失してしまった男……失われた妻の愛をとりもどすために“他人の顔”をプラスチック製の仮面に仕立てて、妻を誘惑する男の自己回復…