Bill Evans / The Bill Evans Trio "Live"

ラウンド・ミッドナイト

ラウンド・ミッドナイト

  • 1964年7月7, 9日録音。
  • Bill Evans (p), Chuck Israels (b), Larry Bunker (ds)

 邦題「ラウンド・ミッドナイト」。ソーサリート(カリフォルニア)のトライデント・クラブにおけるライヴ録音盤で、ビル・エヴァンスは発売に反対したらしいのだが、本作は名演奏を収録した名盤なのである。
 全8曲入り。前年の "At Shelly's Manne-Hole" との重複が3曲、翌年の "Trio '65" との重複が2曲あって、"Round Midnight" に至っては3枚全部に収録されている。といった難点はあるけれども、当時のエヴァンス・トリオの人気曲、定番レパートリーを中心にした選曲はうれしいものである。
 エヴァンスのピアノはノリが良く、イスラエルズとバンカーも好サポート。60年代のライヴ盤の中では、"Waltz For Debby" の次くらいに推したいアルバムである。