An Evening With Herbie Hancock & Chick Corea In Concert
- アーティスト: Herbie Hancock
- 出版社/メーカー: Columbia Europe
- 発売日: 1998/04/20
- メディア: CD
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- 1978年1〜2月、ライヴ録音。
- Herbie Hancock (p), Chick Corea (p)
- 1978年に行われたハービー・ハンコックとチック・コリアによるピアノ・デュオ・コンサートから収録し、CBS ソニーから発売された2枚組ライヴ・アルバム(プロデューサーはデヴィッド・ルービンソンとハービー)。同時期のデュオ・ライヴは79年にもう1枚出ていて、そちらのほうはチック・コリアがプロデュースした。
- 1970年代といえば、キース・ジャレットが完全即興演奏によるソロ・コンサートをやって注目されていた時代である。彼のソロ・コンサートは実に前人未到、空前絶後であって、誰にも真似のできない偉業だったのだ。意地悪な見方をすれば、ハービーとチックのデュオというのは、キースが一人でやったことに二人がかりで挑戦し、キースのように武道館の観客席を満員にする、というような感じの企画なのである。(それでもキースにはかなわなかった、というのが結末だ。)人気ピアニストの競演ということで、演奏自体は素晴らしいと思うのだが、企画としてはイロモノであり、現代の耳で聴くと資料的価値以上のものは感じられない。
- 全6曲入り。(1) と (2) はスタンダード・ナンバー。(3) は二人の共作と書かれているが、ほとんど即興演奏。(4) はハービーのソロ。(5) はハービーの「処女航海」(5年連続レコード化!)。(6) はチックの名曲「ラ・フィエスタ」。
- 曲がとにかく長い。一番短い (2) が9分。(6) に至っては22分もあって、続けて聴くのはしんどいし、かといって1曲ずつ独立して鑑賞するような内容でないのが難点だ。
- とはいうものの、(5) から (6) への流れはさすがに素晴らしく、このコンサートのハイライトといえるだろう。
- もっと演奏をコンパクトにまとめて、曲数を増やしてほしかったものである。(本ライヴから20年後、1998年のアルバム "Gershwin's World" に1曲だけ二人のデュオが収録されている。3分間の演奏で、実にすばらしい。)
- アーティスト: チック・コリア&ハービー・ハンコック,チック・コリア,ハービー・ハンコック
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: CD
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