Herbie Hancock / Crossings
- アーティスト: ハービー・ハンコック
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2012/08/08
- メディア: CD
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- 1972年2月録音。
- Herbie Hancock (p, el-p, mellotron, perc), Eddie Henderson (tp, flh, perc), Billy Hart (ds, perc), Julian Priester (b-tb, t-tb, a-tb, perc), Buster Williams (el-b, b, perc), Bennie Maupin (ss, a-fl, b-cl, piccolo, perc), Patrick Gleeson (synth), Victor Pontoja (perc), etc.
- ハービーのワーナー・ブラザース第3作。前作 "Mwandishi" と同じセクステットに、ムーグ・シンセサイザー、パーカッションほかゲスト・ミュージシャンが加わった編成である。
- 全3曲入り。(1) はハンコック作曲。(2) と (3) はベニー・モウピン作曲。
- (1) は25分近い大作。冒頭2分半は全員によるパーカッション大会。その後、エレピの音がだんだん大きくなってきて、ガーンと始まるバンド演奏がかっこいい。アフロ、ファンクなど何度か曲調を変えながら演奏が続くのだが、冗長にならないのは曲の構成がしっかり練られているからだろう。途中に出てくるファンクの箇所では、ベースのパートをシンセサイザーが担当している。(シンセはハービーではなく、パトリック・グリーソンという人が弾いている。)後半のソプラノ・サックス・ソロも素晴らしい。リヴァーブかけまくりなのだが、途中でリヴァーブを強くしたり弱くしたり不思議な効果を生んでいる。
- (2) はエレピとシンセの音が幻想的なフリー・ジャズ曲。散漫になりがちな演奏をバスター・ウィリアムスのベースが引き締めている。
- (3) もまた幻想的なソロー・ナンバー。メロトロンが使われていて、ちょっとプログレ風のサウンドになっている。