Weather Report / Sweetnighter

1973年2月3〜7日録音。
Josef Zawinul (key), Wayne Shorter (ss, ts), Miroslav Vitouš (b), Andrew White (English horn, el-b), Eric Gravatt (ds), Herschel Dwellingham (ds), Dom Um Romão (perc), Muruga (perc)
全6曲入り。クレジットによると、曲によって参加メンバーに異動がある。
初期ウェザー・リポートを代表する曲 (1) "Boogie Woogie Waltz" を収録しているが、アルバム全体の印象は散漫である。
ジョー・ザヴィヌルとミロスラフ・ヴィトウスの間にいろいろ確執があったらしく、ヴィトウスが参加していない曲、別のベーシストに差し替えられていると思われる曲（おそらく後からオーヴァーダビングされている）が多くて、演奏が不安定なのだ。
一方、ウェイン・ショーターはマイペースに演奏しているのだが、サックスのソロらしき部分はほとんどなくなっており、アンサンブルの一員になってしまっているようだ。
アンドリュー・ホワイトというベーシストが大半の曲に参加しているが、かなり目立つ音を出している割に演奏が粗雑である。ヴィトウスの代わりに急遽呼ばれて録音に参加したのかもしれないけれども、明らかにリハーサル不足だと思う。