John Coltrane / Live At The Village Vanguard Again!

LIVE AT THE VILLAGE

LIVE AT THE VILLAGE

  • 1966年5月28日録音。
  • John Coltrane (ts, ss, fl, b-cl, perc), Pharoah Sanders (ts, fl, perc), Alice Coltrane (p), Jimmy Garrison (b), Rashied Ali (ds), Emanuel Rahim (perc)
  • 66年に入籍したコルトレーンの2度目の妻、アリスがピアニストとして参加した新グループによるライヴ盤。
  • ジャケット写真に写っている半ズボンの小柄な男はジミー・ギャリソン。なぜかアリスと手をつないでいるように見えるのだが、もうわけがわからない。
  • また、最初の妻の名前をタイトルにした (1) "Naima" を演奏し続けるというのもまたわけがわからない。
  • (2) は6分間のベース・ソロ。長くて退屈なのだけど、このソロに続いて (3) "My Favorite Things" が始まる瞬間はゾクゾクするほどかっこいい。
  • (3) は完全にフリー・ジャズ化した演奏。コルトレーンは自分のソロが終わった後もずっとステージにいて、何か楽器を鳴らしている。フルートとバス・クラリネットは故エリック・ドルフィーが愛用した形見の品らしい。
  • ファラオ・サンダースも (3) のエンディングでちょっとだけフルートを吹いている。この人、テナーよりフルートのほうが上手いのではないか?
  • 全体としてはほどよく盛り上がっているものの、"Live In Japan" のような狂騒的な演奏と違い、どちらかというと沈鬱な印象のアルバムだと思う。(フリー・ジャズ期のアルバムの中ではわりと好き。)
  • Amazon MP3 ストアで扱っている本アルバム(asin:B00BH6MLH6)は、(1) のエンディングが数秒間欠けているので要注意。