John Coltrane / Live At The Village Vanguard Again!
- アーティスト: JOHN COLTRANE
- 出版社/メーカー: IMPUL
- 発売日: 2012/05/15
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- 1966年5月28日録音。
- John Coltrane (ts, ss, fl, b-cl, perc), Pharoah Sanders (ts, fl, perc), Alice Coltrane (p), Jimmy Garrison (b), Rashied Ali (ds), Emanuel Rahim (perc)
- 66年に入籍したコルトレーンの2度目の妻、アリスがピアニストとして参加した新グループによるライヴ盤。
- ジャケット写真に写っている半ズボンの小柄な男はジミー・ギャリソン。なぜかアリスと手をつないでいるように見えるのだが、もうわけがわからない。
- また、最初の妻の名前をタイトルにした (1) "Naima" を演奏し続けるというのもまたわけがわからない。
- (2) は6分間のベース・ソロ。長くて退屈なのだけど、このソロに続いて (3) "My Favorite Things" が始まる瞬間はゾクゾクするほどかっこいい。
- (3) は完全にフリー・ジャズ化した演奏。コルトレーンは自分のソロが終わった後もずっとステージにいて、何か楽器を鳴らしている。フルートとバス・クラリネットは故エリック・ドルフィーが愛用した形見の品らしい。
- ファラオ・サンダースも (3) のエンディングでちょっとだけフルートを吹いている。この人、テナーよりフルートのほうが上手いのではないか?
- 全体としてはほどよく盛り上がっているものの、"Live In Japan" のような狂騒的な演奏と違い、どちらかというと沈鬱な印象のアルバムだと思う。(フリー・ジャズ期のアルバムの中ではわりと好き。)
- Amazon MP3 ストアで扱っている本アルバム(asin:B00BH6MLH6)は、(1) のエンディングが数秒間欠けているので要注意。