John Coltrane / Olé Coltrane

オレ!

オレ!

  • 1961年5月25日録音。
  • Freddie Hubbard (tp), John Coltrane (ts, ss), Eric Dolphy (as, fl), McCoy Tyner (p), Reggie Workman (b), Art Davis (b), Elvin Jones (ds)
  • アトランティック・レーベル最後の録音は、管楽器3人にベース2人、ピアノ、ドラムという拡大版コンボの演奏で行われた。
  • (1) はフラメンコ風モード(フリジアン・スケールという音階で演奏されている)の3拍子曲。チック・コリアリターン・トゥ・フォーエヴァーの名曲 "La Fiesta" の元ネタみたいな曲だが、チック・コリアの印象が強すぎて、こちらは意外と記憶に残らない。(演奏は悪くないんだけどね。)
  • (2) は変則的なブルース曲だが、テーマ部分の3管ハーモニーがバラバラでひどい演奏である。コルトレーンのソロも今ひとつノリきらないまま終わってしまう。ここではハバードとドルフィーのほうが良い音を出しているようだ。2ベースというのはちょっと珍しいが、なかなか効果的に用いられている。(左チャンネルがワークマン、右がデイヴィスだろうか?)
  • (3) はマッコイ・タイナー作曲のバラード。ものすごく複雑なコード進行の曲だけれど、美しい曲である。
  • (4) は CD 追加曲で、スタンダード・ナンバー。