さよならウェンディーズ


「ウェンディーズ」全店、年内で閉店 - ITmedia NEWS
 学生の頃、青山通りウェンディーズによく行った。当時のウェンディーズは、マックよりちょっとリッチな店で、ハンバーガーの具を自分で選んでからオーダーするというのが特色だった。レタス、トマト、オニオン、チーズ、ベーコンなど好きな具を追加しながら注文するのである。当然、数分間待たされることになるのだけど、その頃の僕たちはそんなことを気にしたりしなかった。たまに注文どおりの具が入っていなかったりすることもあったが、怒り出す奴なんかいなかった。



 これが現在のウェンディーズウェンディーズバーガー(290円)、チリ(M)(190円)、コーヒー(M)(220円)、合計700円。ポテトがついているセットだと割安になるが、そんなに食べられないので、単品を注文する。



 ボリュームたっぷりのウェンディーズバーガー。長方形のパティ(肉)はバンズからはみ出す大きさである。好みの具を選ぶことは出来なくなったが、僕の好きな生オニオンが入っているので満足。もっと小さい(というか普通の)サイズのハンバーガー(120円)もあるけど、やっぱりコレを食べなくちゃね。



 チリ(チリ・ビーンズ)はひき肉と豆を煮込んだ料理であって、スープではない。シーズニング(辛口スパイス)をかけるのが大人の食べ方である。昔は別売のトッピング(チーズとクラッカー)があったんだけど、いつの間にかなくなってしまったようだ。ファスト・フードに限らず、旨いチリを食べさせる店は滅多にないので、ウェンディーズがなくなってしまうのは淋しいと思う。


 閉店が発表されたウェンディーズは予想どおりの混雑で、店員さんたちは大忙しだったが、おいしいハンバーガーとチリに満足した。ありがとうウェンディーズ! さようならウェンディーズ