おばけがくるよ
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上記アマゾンのレビューが話題になっているのだけれど、今日、偶然にも似たような話を耳にした。場所はファミレス、30代くらいの母親と3歳くらいの女の子の二人連れ。母親が子供の手を引きながら、話しかけている。
「ママの言うことを聞かないと、おばけがくるよ」
女の子は泣いたりぐずったりしていたわけではなく、特段に親を困らせているようには見えなかったのだが、詳しい事情はわからない。ただ、母親が何度も何度も、この言葉を繰り返していたのが印象的だった。もっとも、「おばけがくるよ」 と言われた子供のほうも、そんなに怖がっているようには見えなかったので、こちらが心配するような状況ではなかったのだが。
僕は幼い頃、おばけや怪獣が出てくる話が大好きだった。しかし、一緒に住んでいた祖母や父は、「こわい夢を見るから」 という理由で、テレビの 『ウルトラQ』 や 『悪魔くん』 を最後まで見せてくれなかったことがある。(毎回禁止されたわけではなく、ときどき本当に怖い話があったのだ。) でも、というか、だからこそ、僕はこわい話が好きになったのかもしれず、今でも好きである。
ファミレスで見かけた女の子も、こわい話を楽しめるようになってほしいと思う。
- 作者: せなけいこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
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