カール・リヒター/J・S・バッハ 『管弦楽組曲』

バッハ:管弦楽組曲

バッハ:管弦楽組曲

バッハ:管弦楽組曲2&3番

バッハ:管弦楽組曲2&3番

 リヒターのバッハはいろんな意味で特別な存在なのだけれど、この 『管弦楽組曲』 ばかりはやけに重い。『ブランデンブルク協奏曲』 の軽快さとは対照的に、何かをひきずっているような感じさえするのである。特に 『第2番』 序曲は、同年代のカール・ミュンヒンガー盤の躍動感あふれる演奏のほうがずっと良い。