2011-10-30から1日間の記事一覧

河野典生 『緑の時代』

SF

一九六九年、新宿。ある日突然、街全体が緑色の蘇苔類に覆われ、死滅して行く。そのことに気づいているのは、《ぼくたち》数人のヒッピー族だけだ。そして、街の人々には《ぼくたち》のことが見えないのである。 やがて、冬の陽がビルの向うに堕ちはじめた頃…