Thelonious Monk / The London Collection
- アーティスト: セロニアス・モンク
- 出版社/メーカー: 1201 MUSIC
- 発売日: 1995/06/14
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- アーティスト: Thelonious Monk
- 出版社/メーカー: Black Lion
- 発売日: 2003/10/27
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- アーティスト: Thelonius Monk
- 出版社/メーカー: Black Lion
- 発売日: 2002/06/24
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- 1971年11月録音。
- Thelonious Monk (p), Al McKibbon (b), Art Blakey (ds)
セロニアス・モンクにとって最後の公式アルバムとなったスタジオ録音盤。ロンドンの Black Lion というレーベルから、70年代に2枚に分けて発売された。(CDは収録曲が増えて3枚になっている。)
Black Lion は70年代に往年のジャズ・ミュージシャンによる新録音のレコードを多数発表したレコード会社だ。日本でも LP レコードが発売されたそうだが、一度もみたことがない。80年代の末にひと通り CD が出て何枚か購入したことはあるのだけれど。
さて、3枚のアルバムのうち、Vol.1 はピアノ・ソロ、Vol.2 はトリオ、Vol.3 はソロとトリオの両方による演奏が収録されている。本作の特徴は、ピアノの優れた音質にある。良くも悪くも70年代的な(おそらくコンデンサ・マイクを使っているのだろう)繊細で透明感のあるピアノの音なのである。これはもう好みの問題としかいいようがないのだが、モンクの演奏にこのサウンドは似合わないと思う。線が細すぎるのだ。
モンクの演奏は、(驚くべきことに)ピアノが上達している。過去のレパートリーもミスタッチが少なくなり、きれいなモンクになっているのである。その分、特にソロ曲ではシリアスさが増していて、孤独な感じ、枯れた感じがする。(聴いていて楽しくなるような音楽ではない。)