John Coltrane / Bahia
- アーティスト: John Coltrane
- 出版社/メーカー: Ojc
- 発売日: 1991/07/01
- メディア: CD
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- (3), (4) …… Wilbur Harden (flh), John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Jummy Cobb (ds) (1958年7月11日録音。)
- (1), (2), (5) …… Freddie Hubbard (tp) *1 , John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds) (1958年12月26日録音。)
- "Stardust" と同じく1958年7月と12月のセッションからピックアップされたアルバム。(1965年発売。)
- 12月26日は、1年半続いたプレステッジ・レーベルへの最終録音となった。
- この 《さよならセッション》 で演奏された、新機軸の (1) と (2) が圧倒的に良い。
- (1) はブラジルの作曲家、アリ・バホーゾの楽曲をカヴァー。印象的なリフとラテン風リズムで、従来のハードバップのイメージを一新する出来となった。(65年発売は遅すぎである。)
- (2) はピアノレス・トリオによる演奏。コルトレーンがアート・テイラーのドラムと4小節ずつの掛け合いソロをとっている。
- あとの3曲はスタンダード・ナンバーのジャム・セッション。コルトレーンは快調に飛ばしているが、全体にリラックスした雰囲気の演奏になっている。
- ところで、あれほど大活躍したレッド・ガーランドが本作を含むセッションではまったく目立たない。58年4月にマイルス・デイヴィス・セクステットを脱退した頃からだろうか。すっかり大人しくなってしまったようなのである。コルトレーンといっしょの録音も本セッションが最後になった。その後のガーランドは、しばらくミュージシャンとして活動していたが、62年に音楽活動を引退する。しっとりとした (5) で、彼のピアノを味わうことにしよう。
*1: (5) のみ参加。