John Coltrane / Coltrane (Prestige)

1957年5月31日録音。
John Coltrane (ts), Johnny Splawn (tp), Sahib Shihab (bs), Mal Waldron (p), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Albert Heath (ds)
これがジョン・コルトレーンの初リーダー・アルバムである。「コルトレーン」というタイトルのアルバムがもう1枚あるので、僕は「プレステッジ盤のコルトレーン」と呼んでいる。
トランペットとバリトン・サックスは無名のミュージシャンが参加。ピアノはアルバム前半をレッド・ガーランド、後半をマル・ウォルドロンが弾いているが、すべて1日で録音している。
初リーダー作品ということで、さすがに気合が入っている。曲もアレンジも洒落ているし、テナーの演奏も冴えている。
プレステッジ時代のコルトレーンは本当に多作で、本作以降1年半の間に、リーダー作（共演名義やセッションものを除く）だけで10枚以上のアルバムを残しているのだ。驚くばかりである。