キング・クリムゾン/スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー


  • 1984年発表。"Three Of A Perfect Pair"。
  • メンバーは前作に続いて、ロバート・フリップ(g)、エイドリアン・ブリュー(g, vo)、トニー・レヴィン(b, stick, vo)、ビル・ブラッフォード(ds)。
  • 前作 "Beat" がつまらなかったので、このアルバムはリアルタイムでは聴かず、数年後に CD 化されて初めて聴いた記憶がある。
  • で、本作もまたつまらない。
  • アルバムは前半がヴォーカル曲中心、後半は前衛的なインストゥルメンタル曲中心で、特に後半は聴くのがつらくなるレベルのものである。
  • 特に最後の「太陽と旋律パートIII」(Lark's Tongues In Aspic Part III)は、かつての名曲の続編的なタイトルをつけながら、まったく盛り上がらないまま、フェイドアウトで終わってしまうのだ。
  • 上の動画は、日本公演のライヴ映像から "Sleepless"。トニー・レヴィンのベースのスラッピングがかっこいい。一方、ロバート・フリップは最後まで目立たない。
  • "Sleepless" 以外の曲が地味すぎるアルバムなのだが、同じ1984年頃のライヴ映像作品がいくつか出ていて、どれもかっこいいので、どうなっているのだろうと思う。ちなみに、1984年録音のライヴ CD "Absent Lovers" (1998年発表)は、スタジオ盤の不調を吹き飛ばす勢いの名盤、名演奏である。


Three of a Perfect Pair

Three of a Perfect Pair

Absent Lovers - Live in Montreal 1984

Absent Lovers - Live in Montreal 1984