イエス／イエス・サード・アルバム

• イエスの第3作、"The Yes Album" （1971年発表）。
• メンバーはジョン・アンダーソン（vo）、スティーヴ・ハウ（g）、トニー・ケイ（key）、クリス・スクワイア（b）、ビル・ブラッフォード（ds）。
• 天才ギタリスト、スティーヴ・ハウの加入によって、メンバー全員発奮し、ロックの歴史に残る名盤となった。
• とにかくギターがすごい。天空を駆け巡るようなソロ・フレーズが随所に聴かれ、また、これでもかというほど複雑なコード＆リズムをねじ込むように弾きまくるのである。
• 7〜9分程度の長い曲が4曲（いずれも組曲またはメドレー形式になっていて飽きさせない）、短いのが1曲、アコースティック・ギターのソロが1曲という構成のアルバム。
• 1曲目の 'Yours Is No Disgrace' （上の動画）、'Starship Trooper' （R・A・ハインラインのSF小説からいただいたタイトルだが、もちろん映画は無関係）、'I've Seen All Good People'、'Perpetual Change' という長尺曲はどれも名曲で、なんと現在に至るまでライヴで演奏されている。
• トニー・ケイのハモンド・オルガンのブロック・コードは分厚い音を出していて大好きなのだが、彼はシンセサイザーなどマルチ・キーボードの導入に消極的だったためか、本作で脱退。（その後、1983〜1994年に再加入している。）
• 本アルバム発表前の1970年11月に、メンバー全員を乗せた車が衝突事故に遭う。このため、アルバム・ジャケットではトニー・ケイが足にギプスをつけた写真が使用されている。

Yes Album