府中市美術館・ノーマン・ロックウェル企画展

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/Rockwell/index.html
 アメリカの画家・イラストレーター、ノーマン・ロックウェル(1894-1978)の企画展に行ってきた。
 大きな原画で見るロックウェルのイラストは、非常に細かく描きこまれていて、レストランの壁に書かれたメニューの文字まで全部読みとれるほどのものである。
 作品の描かれた年代が脇に書かれているのだが、貧困、戦争、人種問題といったアメリカという国が抱えるさまざまな問題を、やさしい眼差しで描く姿勢が伝わってくるようであった。
 この企画展のもう一つの目玉は、ケヴィン・リヴォーリ(1961-)という現代のカメラマンによる写真である。
http://www.kevinrivoli.com/
 リヴォーリは、ロックウェルの影響を強く受け、ロックウェルそっくりの、そして現代のアメリカの人々を撮り続けている。代表的な写真はほとんどウェブで見ることが出来るが、ロックウェルの画集と組み合わせた写真集は大変ユニークなものだと感じた。


In Search of Norman Rockwell's America

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