The Beach Boys "Pet Sounds"
⇒ 真似ジャケ100選
以下の2枚のことを批判的に書くと、両方のファンから袋叩きにされそうだ。
昔、村上春樹がエッセイの中で SMAP のジャケットをパクリであるとして物凄い勢いで批判したところ、SMAP のファンから物凄い抗議が殺到した、という話を書いていた。(もちろん、SMAP が悪いわけではなく、デザイナーとレコード会社の責任である。*1)
ザ・ビーチ・ボーイズのアルバム 『ペット・サウンズ』(1966年) はロック史上の名盤という評価が定着しているのだが、"God Only Knows" など名曲も収録されているにもかかわらず、個人的にちっとも好きになれないレコードなのである。理由はいくつかあって、
- 楽器パート(のおそらく大半)をスタジオ・ミュージシャンに任せ、従前のバンドサウンドを捨ててしまった。
- アレンジは悪くないのだが、全体にいまひとつ元気がない感じがする。
- 彼らの初期のアルバムは似たような曲ばかり並んでいるものが多いのだが、それでも若さいっぱい、元気はつらつだったのだ。
- 退屈なインストゥルメンタル曲が混ざっている。
- 音質が悪い。
- 彼らの60年代最大のヒット曲にして最高傑作である "Good Vibrations" をボツにしてしまった。
- この曲は次作 "Smiley Smile" に収録されたが、このアルバムはさらにつまらない。
というわけで、これからザ・ビーチ・ボーイズを聴いてみたいという方には、以下のベスト盤をおすすめしたい。
- アーティスト: ビーチ・ボーイズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/07/23
- メディア: CD
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