クライバー/ブラームス交響曲第4番

カルロス・クライバー - Wikipedia
 カルロス・クライバー(1930-2004) という指揮者はレコード録音の数が少なく、ブラームス交響曲は第4番しか録音しなかったらしい。(第2番は DVD 化されていて、YouTube で見ることが出来る。)だが、彼のブラームス第4番は本当に素晴らしい。なんとなく暗くてもっさりしたイメージしかなかったこの曲の明と暗を峻別し、心の底から感動できるような演奏に仕上げたのは、クライバーの功績によると言ってもよいくらいだ。


 最も明るい第3楽章(オケ不明)*1。指揮者の楽しそうな表情に注目。4:35 からの十数秒間、彼はタクトを振るのを止め、オーケストラに全てを委ねている。


ブラームス:交響曲第4番

ブラームス:交響曲第4番

 こちらは1980年録音のウィーン・フィル盤。初期のデジタル録音だけど、演奏・音質とも最高の名盤。

*1:コメント欄にて教えていただきましたが、バイエルン国立管弦楽団のようです。